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カテゴリー「アイノコトバ によせて」の文章は
楽書作品展「アイノコトバ 」に出した作品についての余談です。

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3. 描いたものから気づくこと


 これを描いた日、作品の候補として取っておくべきものを選ぶべく その日描いたものをホワイトボードに張って 他の出席者に「何をかいたのか」「何を現わそうとしたのか」を説明することになりました。そのとき私がこの作品について行った説明は「うぶすな」や「(地面から)何かが 生まれた/生まれようとしている ところ」というようなものでした。でもそれは後から考え出された説明であって、描くときには そこまで明確な意図はありません。現わされたものから それを描いた己(の現状)を垣間見、また、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中の「点をつなぐ」話のように 描き終えたものを眺めて初めて気づくこと/気づけることがあります。

 前回の作品展に額装が間に合わず出さなかった作品は、ただ一本の縦線を描いただけのものでした。当時の私は 縦線一本を描きたくて描きたくて仕方なかったのです。それから2年半が経ち、今回の作品で言うなら 一本の縦線に加えて二本の横線が加わりました。いろいろな解釈や意味づけができそうですが 深追いはせず、面白いもんだなぁと思って眺めています。

 また、描いたものを見ていて 連想が広がっていくこともあります。
 この作品の場合は 「点と線」「0と1」「無限」といったものでした。「なんのこっちゃ?」と思われた方は、こちらの文中の色字で載せた引用文を読んでいただければ、なんとなくわかっていただける…かもしれません。
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