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True currency of the earth is not money, its Energy.
Energy is the currency of the universe.

When you "pay" attention to something, you buy that experience.
So when you allow your consciousness to focus on someone or something that annoys you,
you feed it your energy,
and it reciprocates with the experience of being annoyed.
Be selective in your focus
because your attention feeds the the energy of it and keeps it alives,
not just within you,
but in the collective consciousness as well.

<(アメリカ時間)4月9日にOFFICIAL CHARLIE WARD TELEGRAMへ投稿されたEmily Maroutianさんの文章>




現在の有力な宇宙論の仮説の一つであるインフレーション理論において
この宇宙は量子ゆらぎで始まった、
とされる。
ゆらぎとは 非対称な状態。
「量子」と私たちが認識できること自体、「量子」もまた非対称であり場のゆらぎである。
原初の非対称な “場の状態”、“エネルギーの状態”が
かかわりあって
からまりあって
編み上げられて
さまざまな現象 つまり 私たちが体験しているこの宇宙をつくっている。

この宇宙は
「(エネルギー)場の非対称な状態」の
さまざまな関係性/構造によってつくられている。

安定している状態とは 非対称な場が関係し合うことで平衡を保っている状態、と見ることができる。

違う見方をするなら、
あらゆるものは動きゆらいでいる(この)宇宙において
作用する動き/ゆらぎを 受け入れられ処理できる関係性/構造であるなら“安定している平衡状態”を保てるが、
作用する動き/ゆらぎが その関係性/構造の対応できる範囲を超えてしまった場合は“不安定な状態”や崩壊や混沌をもたらすことになる。


冒頭に引用した文章では
エネルギーを注ぎたくないことに注意を払わないよう
喚起しているが、
それは
現在の社会を生きにくいものにしているキャンセルカルチャーやポリティカルコレクトなどの根底にある「関係性の断絶」につながってくる。

「関係性の断絶」が豊かな社会をもたらすとは到底思えない。

これは、善悪二元論的な考え方であり、
それこそが現在のさまざまま問題の主たる要因だと考えられるし、
エネルギーのかかわりによって宇宙がつくられているのだとするなら
二元であれ三元であれ (そこに生じた)かかわりを分断したままで放置するのは、宇宙のあり方にそぐわない。

意識もまた 非対称の場/エネルギーがあみあげたものであり、
それは 他のものと同様に
宇宙のすべてと(自覚できるか否かに関わらず)かかわりあっている。

意識を
宇宙の営みから外れる「分断」に使うのではなく、
(もしそうしたとしても いずれは宇宙の営みに還元されるから 宇宙を巨視的に捉えた場合はどうでもいいこと、ではあるけれど、その場合 ヒトやその影響を受けるものたちは 宇宙の営みに還元される過程で大きな(関係性/構造の)崩壊を迎えることになるから、ヒトの一員である私としては避けたいと思っている。)
かかわり
あい
あらたな関係性/構造を
つくっていように
非対称の場/エネルギーを 使いたい。

このブログの《注3》で引用したように
攻撃とは「相手にバランスを求める」ということ。


(古)武術が伝えてきた大切なこと。

きちんと かかわる
ということ

かかわって
あらたな動的平衡状態
あらたな関係性/構造を つくること

あまりにも
分断してきたものの乖離が大きすぎて絶望的に思えるかもしれないけど
ヒトがつくったものなのだから
ヒトがあらためることはできるはず

それは
自分(たち)がかわっていくことでもあります





【補記】

payは 日本語で「買う」と訳すことができます。
「買う」は「かう」という音で、その音は「交う」と記すことができます。
「かかわる」と「交う」は近しい概念。


また、こちらのサイトの解説によれば、「」と「」は同じ行為[=状態]の異なる側面を表しているそうです。「měgという音」[*呉音でメ、漢音でバイ]がその行為/状態をあらわしていることになります。

買い手は自分にないものを売り手から求めようとする。
これに対して、売り手は求められるものを買い手に出す。

本文中に引用した
“攻撃とは「相手にバランスを求める」ということ”、という言葉を思い出します。

字源を見ると、売という文字は「買」に依拠しています。
買は「网+貝」。
「あみ」を意味する「网」は、「見えない」というイメージを内包するとのこと。

この字において財貨を表している「」のコアイメージは
「二つに分かれる、割れる」。
財貨を“宇宙の具象”と拡大解釈するなら
“(かつて分かたれた)見えないもの/見えない領域”のかかわり合いが宇宙(の具象)をつくっている、というイメージが浮かんできたりもします。





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